江戸時代の本草学者である貝原益軒の家道訓の言葉です。

常に礼を守り内行を正しくすべし

貝原益軒は85歳の長寿の中で多くの著書を出しています。有名なところは養生訓で、最近は健康志向などもありよく本屋でも見かけます。

もともと本草学にはかなり長けた人で、本草学者として知識をまとめた「大和本草」など学者としても有名な方であります。

他にも以前の記事で記載しました楽訓など、長い人生経験からの楽しく生きていくための我々へのアドバイスを記載したものなどの著書があります。

この記事のタイトルにある「常に礼を守りて、内行を正しく・・」は「家道訓」の言葉で、家庭を基盤とした日常の生活においてのアドバイスを記載した本となります。

 常に礼を守りて内行を正しくすべし。内行正しかざれば、外に善を行うも、皆いつわりとなる。是礼を行なふ初也。

常に礼を守り、人を敬う姿勢で、普段日常の行いを正しくしなければいけない。外面だけよくしてもそれは偽りであって駄目であると、いわれています。

確かに外面だけ、そのときだけうまくやろうとしても、最初はうまく誤魔化せても、何度もあっているうちに日常の振る舞いがでてくるもの。普段時間にルーズな人は、仕事においても時間にルーズなところがでるもの。それと同じです。

日常、日々の生活の中において、振る舞いなどを意識して正しく行うように心掛けたいものです。

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傍観者になってはならない!実行を。

至誠実行