先日、ヤンキー先生こと義家弘介議員の講演会に参加してきました。
現在の教育の有り方について、しっかりとしたご意見を持たれていて、大変刺激の大きい講演でした。
講演の最後に茨木のりこさんの詩を述べられましたが、最初の1回のみ机上を見られたのみで、後はずっと会場を見渡しながら諳んじられていました。
みずからの水やり、しならかさを失ったこと・・・と詩は続いていきますが、あらゆる事象において、原因は自分にあり周りの人や環境ではないということ。改めて勉強させていただいた1日でした。
下記に茨木のりこさんの詩「自分の感受性くらい」を記載します。
自分の感受性くらい
茨木のりこ
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ
また講演のお話で、外道と非道のお話もされています。これは義家さんの御祖父様からのお話だそうで、外道とは道を外すことですが、道を外れて進みにくかったり怪我をしても道に戻ることができる。ただし非道、人の道にあらざることは決してしてはならないという規準を持ち行動をされていたとのこと。
御祖父様からの教えが脈々と伝えられてきていること、こういったことがもともと日本にあった道徳心や行動規範につながっていっているのだと思います。
人として「正しいことを正しくする、間違ったならば素直に謝る」など、一部の人が当たり前のことができていないのだと思いますが、一人ひとりがその指針を持って、行動すること、傍観者になってはならいようにしてきたいと思います。