初釜の茶会が1月初旬に先生宅の茶室にて行われました。
今回は参加者の人数も多く、にじり口から入ることはなく、省略形式で行われましたが、通常は小さなにじり口から頭を屈めて茶室に入ります。
身分の上下関わりなく頭を屈めて真摯な気持ちで茶室に入るという意識を持つためといわれています。(当時は武士が中心であったため、帯刀せず外の刀掛けにかけさせるために、このような形にしたともいわれています。)
幽玄な表情を持つ茶室、入り込む日差しも絵になります。
先日静岡市清水区の船越公園で茶会があり、出席させていただきました。様々な流派の方が各月交代で主催されているとのことで、今回は宗徧流の手前で二服いただきました。
午前中でしたが、障子を閉ざし、ろうそくを点しても茶室はそれこそ幽玄さを醸し出していました。
また待合では障子を開けると富士山のきれいな雪化粧をみることができ、楽しませていただきました。